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○○町、ビルダー子ども学習



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現在取り組んでいる研究CURRENT research

がん悪性化の分子メカニズムの解明

 HIF-1発現が高いがんは如何にして治療抵抗性や悪性形質を獲得しているのでしょうか? その分子機構を解明するために、HIF-1活性、DNA損傷部位、腫瘍内pH、細胞周期をイメージングする技術を駆使して、放射線治療抵抗性分画の腫瘍内局在と動態を明らかにしたいと考えています。また、HIF-1活性を制御する新規遺伝子の探索研究も行っています。ラボメンバーの頑張りにより、がん細胞のもつ巧妙なシステムが明らかになってきました(最新の研究成果はこちら)。例えば、IDH3の活性化によってHIF-1活性が亢進し、糖代謝系リプログラミングの引き金が惹かれることが分かりました[1]。また、UCHL1が過剰発現したがん細胞の中ではHIF-1が活性化して転移能が亢進することが明らかになりました[2]。今後の論文にもご期待下さい! 
 『内閣府 最先端・次世代研究開発支援プログラム』、『科学技術振興機構(JST)さきがけ』、『科学研究費補助金』、『JSPS 二国間交流事業』のサポートを頂いて進めています。

  1. Zeng L et al. Oncogene. in press. doi: 10.1038/onc.2014.411.
  2. Goto Y et al. Nature Communications. 6:6153. 2015.

低酸素/HIF-1標的薬の開発

 酸素存在下で抗がん剤を不活性型のプロドラッグとして維持し、低酸素・放射線をトリガーとして活性化型の抗がん剤を遊離させる技術を駆使し、腫瘍内低酸素を標的とするドラッグの開発を進めています[1-4]。 低酸素に対する標的特異性を評価するために、in vivoイメージングシステムを活用し、有機的な医工連携研究を推進しています。
 本プロジェクトは、『(独)医薬基盤研究所 保健医療分野における基礎研究推進事業』、および『文科省 次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム(P-DIRECT)』からの助成を頂いて進めています。

  1. *Harada H and Hiraoka M. Current Signal Transduction Therapy. 5: 188-196. 2010.
  2. Komatsu H and Harada H et al. MedChemComm. 1: 50-53. 2010.
  3. Hirata N and Harada H et al. Org Biomol Chem. 7:651-654. 2009.
  4. Tanabe K and Harada H et al.. J Am Chem Soc. 131:15982-15983. 2009.

イメージングプローブの開発

 がんの早期発見を目指して、微小がんを可視化するためのイメージングプローブの開発を行っています。 京都大学 工学研究科の先生方が専門としているナノテクノロジーと、私達の持つイメージング技術とが相俟って初めて成り立つ共同研究プロジェクトです[1-5]。
 本プロジェクトは、『(独)医薬基盤研究所 保健医療分野における基礎研究推進事業』、および『内閣府 最先端・次世代研究開発支援プログラム』のサポートを頂いて進めています。

  1. Zhao T and*Harada H et al. J Control Release. 144: 109-114. 2010.
  2. Miki K and Harada H et al. Biomaterials. 31:934-942. 2010.
  3. Miki K and, Harada H et al. Bioconjugate Chem. 20:511-517. 2009.
  4. Tanabe K and Harada H et al. J Am Chem Soc. 131:15982-15983. 2009.
  5. Miki K and Harada H et al. Angew Chem. Int. Ed. Engl. 50: 6567-6570. 2011.

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がん細胞生物学分野

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