本シンポジウムでは、複製、修復、転写といったDNA代謝が、放射線によって引き起こされるDNA損傷、酸化ストレスなどの様々なストレスに対して、どのように協調性を持って働き、生体の恒常性を維持しているのかを明らかにしていきたいと考えています。DNA代謝は、すべてクロマチン上で展開されることから、複製、修復、転写に関わる因子は互いに結合し、クロマチン上で蛋白質ネットワークを形成し、この破綻が疾病の原因となることが少しずつ明らかにされつつあります。放射線によって引き起こされる様々なストレス応答について、DNA修復を中心とした研究と転写を介した細胞応答研究、あるいはiPS細胞に代表される細胞分化シグナルの研究といった異なる分野の研究をクロマチンというキーワードで捉え直し、これまで見えてこなかったストレス応答シグナルのクロストークとその新たな意義を提示できればと考えております。この異文化交流とも言うべき今回のシンポジウムは、互いに異なる分野の研究者が、"クロマチン"という土俵の上で議論することにより自らの分野に新たな視点を提供してくれるものと期待しています。

12月9 日午前午後　(午前9時30分スタート予定)、12月10日午前の一日半の日程で行います。9日夕には懇親会を予定しております。

皆様の参加をお待ちしております。参加申し込み書をダウンロードし、記入してFAXまたはメール添付でお送りください。

送付先　国際シンポジウム事務局　
matsuura@house.rbc.kyoto-u.ac.jpに添付で送信頂くか、またはFAX 075-753-7564まで送付願います。
（締め切り　10月30日必着）

コープ・イン・京都への宿泊申し込みは直接ホテルへお願いいたします。
〒604-8113 京都市中京区柳馬場蛸薬師上がる井筒屋町411
TEL: 075-256-6600

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